最近、火山活動が活発です。
とはいえ、私達は自分が生きている内に自分たちの周りの土地は変化することはないと考えがちですが、人と同じように地球の大陸や土地は変化し、成長するのです。
身近な例で言うと、沿岸部は埋め立てで新しい土地ができて成長します。
災害などが発生すると山の形が変わったり、川の流れが変わったりと土地は変化していきます。
特に地球の中でも火山や地震の多い変動帯にあたる日本に「安全な場所あるのか?」と聞かれると正直難しいです。
日本列島は、約6億年前までの岩石で主に構成されています。
地球は46億と言われていますが、そのうちの新しい6億年分しか日本にはないのです。
6億より古い岩石もありますが、それはある地質体の中にブロック状に取り込まれたものが多いのです。
過去の大陸移動の様子も古地磁気を使った研究(古地磁気学)により、6億年ほど前まで詳細に分かっています。
超大陸はマグマが上方へわき出て、超大陸の破片が別々の方向へ押され分離して行った歴史を持っています。そして分裂した大陸片は、しばしば再び結合します。
他の場所で分裂して反対方向に向かってきた別の大陸片と衝突したり、地球表面は球面なので、反対方向に分裂した破片同士はいずれどこかで出会う可能性が高く、超大陸が再形成されるようです。
再形成された超大陸はしばらくするとまた分裂を始め、以上を繰り返す。これをウィルソン・サイクルと呼びます。
大まかな過去の大陸移動の推定は、以下の通りです。
コロンビア大陸 :
約18億年前-15億年前
パノティア大陸 :: 約15億年前-10億年前
ロディニア大陸 :
約10億~7億年前
パンゲア大陸 :2億5千万~2億年前
ゴンドワナ大陸 :1億年前
ローラシア大陸 : 2億-6千万年前
現在は、超大陸パンゲアが分裂・四散して、再び次の超大陸の形成に向けまとまり始めた時点であると考えられています。
地球もこうして進化していくのですな~
0 件のコメント:
コメントを投稿
読んでいただきありがとうございます。
ご意見・ご感想はこちらにどうぞ。