2016年1月17日日曜日

21年目の阪神大震災に思うこと

今日は阪神大震災の日

当時は愛媛いて震度3だった
縦揺れの10秒後に横揺れが来た。授業で習った通りだった。

友人に公衆電話で、安否がとれたのは昼過ぎだった。当時、まだ携帯は普及してなかった。...
その日は、院生の卒業発表だった。芦屋出身の先輩は、午前中立派に発表された。素晴らしかった。

その後、阪神大震災の震源断層、野島断層のボーリングコアを後輩が磨いているので、箱を並べて見せてもらった。断層は、1.7mズレたと 聞いた。衝撃だった。
 

山を歩いて地質を調べて地質図を作る作業をしていた私は地層が繋がらなければ断層を引いていた。1km.2kmズレるのは当たり前だった。
1.7mのズレでこんなに大惨事になるなら、私たちが表現する断層はとてつもない変動だ。本当にそこに断層を引いてよいのか。
断層を引く時は、今でも慎重になる。
耐震設計は、この地震をきっかけに変わった。

その一方で何故神戸だったのか。
震源は何故二つだったのか?
世界防災学会だったかな、がタイミングよく関西で開催されていたし、当時テレビで人工地震の話もあった。筑紫哲也さんだったかな。


トンネルの地質調査では、トンネルを作る山で弾性波探査という調査をするのが一般的だ。
トンネル計画路線上に少量ダイナマイトを爆破しながら、地震計を置いて地震波を観測し、山の内部構造を探る調査だ。より精度を上げるためにボーリング孔で発破を仕掛ける場合もある。小規模だが人工的に地震を起こして調査するのは、一般的だ。それから予想した答えを確かめるのが、ボーリングだ。

地震が起こるには、色々な要因がある。
ただ全てが自然でない事は確かなのです。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10117802945


今思うと不自然なことが多い。
たまたまというが、これまで自然をいろいろと見させていただいていると、
自然界にたまたまはない。
全てつながっている。

たまたまというのは都合がわるいのでそのような表現にしている場合が多い。
阪神大震災は、人工的な地震と個人的には思う。