新しい月になった。
今年は年始からよく働いた。年度が終わり、少し一息。
色々な現場に行かせて頂きましたが、年始からの共通していたのは「炭坑跡」でした。
朝ドラのあさちゃんもそうでしたが、明治から石油に代わるまで主役だった石炭。昭和40から50年代まで頑張って操業しておりました。
当時の炭鉱夫は、命がけですので当時の金額で約30万、光熱費・医療費・住宅費はタダだったそうです。
そんな炭坑も操業停止すれば、穴だけが残ります。小規模な炭鉱は人も入れませんし、どこをどう掘っているのかわからないのです。長年ほっておくと崩れる場合もあります。だから時々陥没が起きたりします。地下水も炭坑があるなしでは、流れも水質も変わります。
「水は高い所から低い所へ流れる」
人にも当てはまることですが、それは置いといて^_^
山に穴が開けられると、地下水はそこに引き込まれます。すると周りの水環境も変わります。地下水の水位変わります。
素直な流れでないので、調べる方は頭をひねりますが、自然は素直な動きをその環境に合わせた見事な姿を見せてくれます。
地元の方々は、その炭坑の水を水源として利用します。
水質的に問題もある場合もありますが、みなさん有効利用しているのが、素晴らしい。
そうまでしないと水が無いという場所もあります。
こんな感じで人が乱した環境に自然が合わせて、また人がそれを活用する。
今までを活かしながら、変えていくのが自然なのかもしれないと感じました。
ちなみに炭鉱跡の穴から、ピチャピチャという足音とブヒブヒという鳴き声・・・
イノシシがネグラとして使っておりました(^^)