2015年11月2日月曜日

人工林の自然林なのだ


 昨日、111日は色々のことが始まった日である。その中、1920年の「明治神宮創建」が目に入った。明治神宮は、御存知の通り「明治天皇、昭憲皇太后」を祀る神社で今ではと都心の緑のオアシスです。もともと明治神宮が出来る前は、皇室の所有地でほとんど畑の荒れ地のような景観だったようです。



この荒れ地を「永遠の森」とした計画のもと、大正4年から造営工事が
 
始まり、多くの木(約10万本)が奉献され、延べ約11万人の勤労奉仕により植林することによって、代々木の杜が誕生しました。

 東京の気候にそぐわない種類もあり、現在では234種類の樹木からなり、今や東京ドーム15個分の林となりました。中に入ると木々は整然としており、土は腐葉土でふかふかのクッションのようになっており、人工にもかかわらず豊かな自然林に成長しました。

 

神社という性格もそうですが、人が愛情と的確な手入れすることで100年内に森は豊かになるのだなという例を示しています。日本は山林が豊かですが、豊かな森はどれくらいあるものでしょうか?
林業に携わる方々は、100年~200年先の姿を描きながら山とともに生活しています。
頭が下がるお仕事です。
 
私は地質調査で山に入り、道無き道を行き、何度も木々に救われました。
どんな山でもちゃんと風格のある木は存在します。

そんな木々に出会える機会を得ること、自然に感謝。
ありがとうございます。





 

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